こんにちは、ゼンダマン3号です。今回からこちらのトレカカクさん内で記事を連載することになりました。表現する場所こそ変わりましたが、今後ともよろしくお願いいたします。
本稿はデュエプレ上位ランカーの方々にお声かけさせていただき、環境にあるデッキをランク付けして頂いたものをまとめた物になります。ランクマッチのデッキ選びやカード生成の参考になればと思います。
また本稿は「参加プレイヤー紹介」「個別デッキランキング」「総合デッキランキング」の3部構成となっております。「総合ランキング」の章では今回ランク付けしたデッキの平均順位を算出し、簡単な解説を交えて紹介しています。サンプルデッキとして画像を掲載していますが、デッキ紹介用のサンプルであり、掲載された画像デッキレシピに基づいてランキング付けは行っていないのでご承知ください。
参加プレーヤー紹介(敬称略、参加順)
・taki(@taki_sweets)
ボルメテウスカップ最終1位
アルカディアスカップ最終3位
バロムカップ最終3位・ゼンダマン3号(@zendaman3gou)
ボルメテウスカップ最終6位
バロムカップ最終56位
デュエプレ大好きおじさん・Timber(@47Timber)
ハンデスコントロールの名手
特にビートダウンプランへの梶切が得意な印象・mouse(@DmplMouse)
ボルメテウスカップ最終13位
アルカディアスカップ最終51位
バロムカップ最終89位・ヌケサク(@uyn516)
アルカディアスカップ最終98位
バロムカップ最終46位・ニッカ(@Nicca_DMP)
アルカディアスカップ最終2位
赤青系ビートダウンの名手
個別デッキランキング
今週はランクマッチ、特にマスター帯で多くみられた以下の9デッキでランク付けを行いました。
・赤青(t白)ビート
・赤青リーフ
・青緑(t白)リーフ
・赤緑速攻ネクラ
・二角コン
・アクアンイニシエート
・アクアンガーディアン
・クローシスボルコン
・青黒バロム
各プレイヤーによるランキング(画像クリックで拡大)
各プレイヤーコメント(敬称略、参加順)
taki:
リーフ系統のポテンシャルの高さを感じました。リーフ系統以外だと赤緑速攻に注目しているのですが、使用したところ緑の強いカードがまだ少し足りないかなと感じました。今後に期待しているデッキの1つです。
ゼンダマン3号:
環境初期なのでポテンシャル重視でランク付けしました。リーフ系統は改良の余地が多く、アクアン系統は最早煮詰まっている印象です。
Timber:
リーフ系統のデッキが弱点が少なく、環境上位を占めている印象です。今のアグロ環境に大きく影響しているのがサウザンドスピアの存在です。サウザンドスピアの影響で序盤ボード制圧するデッキを使用しづらいため、リーフが躍進してるように思います。コントロール系統のデッキは何か1つは割り切りが必要になっているので順位は下げてます。私は第一週青黒バロムを使用しました。コントロールには強いですが、リーフ系速攻が厳しかったです。
mouse:
1弾環境のデイガクエイクのような明らかに不利と感じるデッキがほとんどいない点から赤青基盤の速攻が強いと感じます。また赤青リーフがその大半を占めているのでそこに有利かつ他の対面もリーフ不採用の理由で負けた試合も少なくまたホワイト採用対面以外にはスパークが受け札として優秀なので赤青t白速攻を1位にしました。またリーフを使用した感触としては構築の枠を取りリーフを引けない試合がどうしても弱くそこからのドローでの引きなどの上振れ下振れする要素が現状多いと感じ少し順位を下げて付けさせてもらっています。
ヌケサク:
新SRの中ではリーフがずば抜けて活躍しています。環境的には「リーフデッキ」または「対リーフの勝率を確保した地力のあるデッキ」を選択することになりそうです。二角の強さは現環境でも健在で、リーフに強い構成+二角という組み合わせは前述の条件を満たしていそうです。環境初期のため各アーキタイプ内でもリストの差異が大きく、相性差は意外とわかりにくいかなと思います。
ニッカ:
赤青リーフはブレイズクローを無理なく投入でき、リーフのドローとの噛み合いが良くポテンシャルは非常に高いと感じています。またランクマッチでの試合時間の短さも評価を上げる一因であり、今回は1位に置きました。リーフ速攻に対してはボルギーズが強力で、実際にリーフを使っていて不利だと感じたネクラ二角コンを2位に置きました。このネクラコンに対して強いと思われるクローシスボルコン、アクアンイニシエートを続けて3,4位に置いています。赤青に押されている印象がありますが、緑の優秀なカードを擁する青緑リーフ、赤緑速攻は今後の可能性を感じるデッキです。
総合デッキランキング
前章の個別デッキランキングより平均順位を算出しました。
1位 赤青リーフ 平均順位1.50
<アストラル・リーフ>のアドバンテージにより息切れせず攻める事が主張のデッキ。赤を足すメリットは<火炎流星弾><襲撃者エグゼドライブ>やトリガークリーチャーか。増えた手札をどう活用するかの方向性が、未だ確立していない印象である。<狂戦士ブレイズ・クロー>を採用して速度を上げたり<アクア・ガード>を使って盤面の制圧力を上げたりなど様々なアプローチが見られる。
2位 ネクラ二角コン 平均順位3.17
1弾環境のデッキであるが、苦手な『赤青パラディン』が環境から減ったことで勢いを増している、また細部のアップデートもされており、特に<守護晴天グレナ・ビューレ>の登場によって<ホーリー・メール>の不安定さから解放されたのは大きい。4000ラインを並べてからの<ホーリー・スパーク>がアクアン系統のデッキに強い。サンプル画像では<時空の守護者ジル・ワーカ>を採用しているが軽量ブロッカーの枠が定まっていない。
3位 青緑(白)リーフ 平均順位3.67
<怒髪の剛腕>の4000ラインによって<アストラル・リーフ>ミラーに強いことが主張のデッキ。<アストラル・リーフ>で増えた手札を<シビレアシダケ>で展開力に変換できる。<シェルキャノン>や<レベリオン・クワキリ>といった高いパワーを持つクリーチャーでコントロールに対抗するのが主流である。<ホーリー・スパーク>を採用するタイプも存在する。
4位 クローシスボルコン 平均順位4.50
チャージャー呪文でマナ加速し、<サウザンド・スピア>と<ロスト・ソウル>で相手のリソースを削り、<ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン>で勝つデッキ。軽量ブロッカーに加えて<サウザンド・スピア>で巻き込まれない<ストーム・クロウラー>が採用されていることが多い。また、赤いシールドトリガーの枠である<バーストショット>と<マグマティラノス>が定まっていない。<リバース・チャージャー>ではなく<黒神龍ゾルヴェール>で墓地回収を行うアプローチも見かけられる。
5位 アクアンイニシエート 平均順位5.17
イニシエート軸のアクアン白、黒を足すことが多い。イニシエートの魅力はアドバンテージを失いにくい種クリーチャーと<聖天使クラウゼ・バルキューラ>の制圧力か。タップ能力とのシナジーを期待して<卵抱虫ゼリーワーム>を採用することもある。
6位 青黒バロム 平均順位5.67
軽量ハンデスと小型除去、ドローカードで盤面を制圧していくデッキ。使い終わったCIPクリーチャーを無視させないために<悪魔神バロム>や<凶骨の邪将クエイクス>等が採用される。青いカードの枚数や序盤用カードの取捨選択など固まっていないところが多い。チャージャー呪文を多くとり、<ロスト・ソウル>に重点を置いたタイプも散見される。
Timberさんが瞬間1位を獲得したデッキリスト。<黒神龍ゾルヴェール>を採用し、リソース面とブロッカーの枚数を確保している。
7位 赤緑速攻 平均順位5.83
<スナイプ・モスキート>と<狂戦士ブレイズ・クロー>を活かした速攻デッキ。第二弾によって緑の実用レベルの2マナクリーチャーが増えたことにより環境入りした。色バランスやシールドトリガーの採用枚数などまだまだ未開拓なデッキと言える。
8位 赤青(白)ビート 平均順位6.50
<アストラル・リーフ>は採用せず、<アクア・ハルカス>や<ペコタン>でドローを進めなるビートダウンデッキ。<クリスタル・パラディン>や<ホーリー・スパーク>等の<アストラル・リーフ>と一緒にキープし難いカードを無理なく採用できるのが強み。
9位 アクアンガーディアン 平均順位9.00
ガーディアン軸のアクアン白、黒足すことが多い。ガーディアンの魅力は豊富なブロッカーと<守護聖天グレナ・ビューレ>の突破力か。<日輪の守護者ソル・ガーラ>をバックアップするために<ファントム・バイツ>や<エナジー・ライト>といった軽い呪文を採用することが多い。
終わりに
まずは前回に引き続き参加していただいたtakiさん、Timberさん、mouseさん、ヌケサクさん、ニッカさんありがとうございます。環境初期にも関わらず考えを包み隠さず開示していただけたのは嬉しい限りです。そして私自身大変勉強になりました。
そして、いかがだったでしょうか。環境初期ということもあり、なかなか意見の割れた結果になったのではないでしょうか。本シリーズは月末を除き、可能な限り続けていきたいと考えております。それではまた来週お会いしましょう。
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ゼンダマン3号(@zendaman3gou)